解体通信
新解体 第027号(2019.06)
総務情報委員会
連合会の通常総会が、7日、岐阜県で開催されます。昨年の新潟総会からもう一年経ちました。
環境省が、太陽光発電設備等のリサイクル等の推進に向けたガイドラインを30年に見直し、第二版として通達されました。以下、解体・撤去工事における留意事項を抜粋します。
使用済み太陽光発電設備の解体・撤去にあたっては、住宅・建物に設置されているのか、平地に野立てされているのかによって、作業環境が異なるが、基本的な流れは下記の通りである。
■作業周囲における環境の確認
・ 作業時おける危険箇所の確認
・ 十分な広さの作業場所を確保
・ 住宅屋根等の高所からの転落防止対策
■電力系統の遮断
・ パワーコンディショナーへの回路を遮断する
・ 集電箱のブレーカーを切る
・ 接続箱の解列を行なう
・ テスタにて電圧・電流・絶縁抵抗を確認する
■太陽電池モジュールの取外し
・ 作業員が触る可能性のある金属部位に電圧がかかっていないことを確認
・ ケーブル取り外し等の作業では、安全装備品等を着用して感電を防止する
・ モジュールの固定用金具の取外しにおいては、セル面に脚や手を掛けない
■分別・保管
・ 対象となるモジュールがその他の廃棄物と混合しないように保管
・ モジュールは、受光面に光が当たると発電する為、面を下にするか遮光用シートで覆う。
・ パワーコンディショナーやモジュールとと電線の接続部は、水没・浸水している時に接近または接触すると感電するので水没・浸水しない管理をする。
以上