解体通信
新解体 第013号(2018.04)
総務情報委員会
一般社団法人新潟県解体工事業協会の平成30年度事業が始まりました。
この「解体通信」も早や一年が過ぎました。今年度も解体工事業に関する、諸事情等を
情報発信して行きたいと考えていますのでよろしくお願い致します。
6月1日には、公益社団法人全国解体工事業団体連合会の通常総会が新潟市で開催さ
れることになっており、当協会の大会実行委員会によって準備が進められています。
今回は、解体工事における公衆災害の最たるものの騒音と振動についてその防止対策
について特化してまいりたいと思います。ごく当たり前のことですが。
1.近隣住民からの苦情
市街地の解体工事現場では一般的に、騒音レベルが65~70dB、振動レベルが、60~ 65dBを
連続して上回り、さらに同一機械から同時に発生するような両者の相乗効果により、近隣住民
に大きな不快感を生じるようである。
2.主な発生原因
(騒音)解体機器類の運転音
構造物の解体、圧砕、切断時の発生音
発生材を運搬車に積込ときの発生音
(振動)建設機械の操行時のバウンド、移動
アタッチメントでのつかむ、叩く、振り等の動作
転倒工法による、壁等の地面落下、又は解体し部材の落下衝撃
3.防止対策
(騒音)低騒音工法の採用、低騒音型建設機械の使用
開口部、外周を養生材(パネル、シート等)により防音
(振動)低振動工法の採用、低振動型建設機械の使用
建設機械使用時の振動抑制
発生期間、発生時間の短縮